秋に考えた生活のこと

この数週間、子供のインフルエンザや急ぎの仕事の対応、家の用事やらでひと息つく暇もなく過ぎていく。
とにかく目の前のことを順番に片付けて寝る、その繰り返し。

こういう時、生活の中でルーティン化できていることは自分を助けてくれる。
私の場合、
洗濯ものを干して片付ける段取り。
朝と夜のご飯づくりから片付けまでの一連の流れ。
お風呂の用意と簡単な掃除。
これらがルーティン化していて、
その時間になると何も考えず自動的に動く事ができる。
何も考えず、ただやるだけ。

でもそれだけだと心に潤いがなくなっていくのも分かる。
ぼんやりしたり、
思いつきで動いたり、
行きつ戻りつしたり、
一見無駄かもしれない時間ももっと取りたい。

筋トレ、創作、編み物、読書…
ピアノも弾きたいし、声楽も習ってみたい。
気になっていた場所にも出掛けてみたいし、展覧会にも行きたい。

そして歳を重ねた今、パソコンを長い時間使っていると、
長年CADで酷使してきた右半身が「そろそろ限界ですよ〜」と訴えてくる。

自分の体も大切にしたいし、仕事もしたいしやりたい事もやりたい。
だから自分の体を労りつつ、やりたい事も大切にしていくにはどうしたらいいか考える事が増えた。
そこら辺のちょうどいい塩梅を、今、模索している最中なのかもしれない。

建築も同じように、
ルーティンを助けてくれる部分(機能や動線)と
潤いになる部分(遊び心やホッとする場所)があると
ぐっと豊かな空間になる。

住まいで言うならば、
・動きやすい家事動線や掃除のしやすさ
・真夏や真冬も快適に過ごせる環境
そして
・誰かとの関係が豊かになる空間構成
・ぼんやりできる場所
・趣味に没頭できるスペース
・自然を感じられる心地よさ
これらの要素が生活を支えてくれる。

動きやすさと心の栄養。
どちらも大切な要素。
そして人生のステージで少しずつ変わっていくものでもあるので、
時々見直さないといけないなぁと感じる。

そんなことを、バタバタの日々の中で改めて思った。


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